メリーの日常を、ぼちぼち綴ります。


by maryqueen
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置き薬

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先日、玄関のチャイムが鳴ったので、あわてて出てみたら、若い男の子が立っていた。

うっ・・・ なんかのセールスやな・・・ と思いながら、ここはひとつニッコリして
「なんでしょう?」

「あの、○○薬品と言いますが、置き薬をご存知ですか?」と、言ってきた。

ほらきた。。。 やっぱりセールスだ。。。

置き薬というのを、皆さんは知っておられるかな?
古くは「富山の置き薬」が有名どころではあるけれど、
滋賀でも、数社の薬品会社が、この置き薬というやり方で、薬を売っている。

薬屋さんが、各家庭に、常備薬として、いろんな種類の薬を置きにくる。
家の者は、必要な時にはそれを使う。別に使わなくても良い。
数ヶ月後、また薬屋さんが来て、使った薬の分だけ、お金を払う。
そして、また足りなくなった薬を補充していく。
街の薬屋が開いてなくても、一通りとっさの時の薬はあるし、
たとえばよく二日酔いになるので。。。というと、二日酔いによく効く薬を置いてくれる。
もちろん使わなければ、お金も要らないわけだし、なかなか便利なものだ。

その日、うちにやってきた若い男の子に・・・

: あぁ、置き薬?うちね、もう××製薬ので置いてるのよ。
男の子: うわぁ~ ほんとですか?
: う~ん。。。 この辺、商売きびしいでしょ!?
男の子: あ、はい。。。 この地区を朝からまわってるんですけど、どこも。。。
: 新入社員さん?
男の子: は、はい!! (と、気をつけの格好・・・)

もう見るからに、この間まで大学生だった可愛い男の子が、フレッシュマンスーツで、
大きなカバンとビニール傘を持たされ(この日は、しょぼしょぼと雨も降ってた)
上司に、「とにかく行ってこい!」と言われて、一軒一軒まわってるんだわねぇ~。。。
なんでも、この4月に静岡から大阪の会社に就職し、滋賀営業所に配属されたとのこと。
何の土地勘もなく、いきなりの田舎で、保守的な人に、冷たく断られてるんだろうねぇ~。

: ん~、うちの××製薬の営業さんとも、付き合い長いし、断れないの。ゴメンね!
と言いつつ、ドアを閉めようとしたら。。。

男の子: あ、あのーー!その会社の箱の横に置いてもらうだけでもいいので!
と、食らいついてきた。
男の子: 使ってもらわなくてもいいです!置くだけでいいです!お願いしますっっ!!!
と大きな声で言いつつ、最敬礼で二つ折れになっている・・・

彼の、乾いた唇から、血がにじんでるのも見えたので、朝から断られつづけて
もう必死の訴えなのか・・・と思ったら、なんか可哀想になってね。

: ん~。。。じゃ、お兄さんに免じて、置くわ。でも、3ヵ月後にもお兄さんが来てね。
男の子: はいっっ!!!!ありがとーございますっっっ!!!! と、また二つ折れ。

かくして、うちには、二つの置き薬箱があるのです。

この話を、帰宅した夫に言うと、
「ふ~ん、どの家に行っても、泣き落とししてこいって、上司に言われてるんやろ。」
「しかも、そいつ、3ヵ月後には、もう辞めて居らんかも・・・」

んも~・・・ なんてーことを言うのだ。。。( ̄‥ ̄)=3
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by maryqueen | 2006-05-08 23:19 | 生活